キッチンを考えるとき、間取りや設備に目が行きがちですが、通路幅は毎日の使いやすさを左右する重要ポイントです。
「とりあえず90cmにしたけど狭かった」 「広く取りすぎてリビングが窮屈になった」 という声も少なくありません。

我が家のキッチン通路幅は95cm 満足しています♪
我が家はキッチンの通路幅を95cmにしました。打ち合わせ中は「90cmでも十分」と言われましたが、実際に暮らしてみると、95cmにして正解だったと感じています。
キッチン通路幅は、図面では広く見えても、冷蔵庫や食洗機を開けた瞬間に一気に狭く感じることも…。毎日立つ場所だからこそ、ストレスのない場所にしたいところです。
95cmのキッチン通路幅は、1人で作業する分には余裕があり、冷蔵庫や食洗機を使うときも大きなストレスはありません。
広すぎず、狭すぎない絶妙なバランスが、毎日の家事にちょうどいい幅でした。

95cm幅の絶妙なバランスが、毎日の家事にちょうどいい♪
もちろん、家族と同時に立つときは少し気を使う場面もあります。それでも、リビングや収納とのバランスを考えると、95cmは現実的で後悔のない選択だったと思います。
この記事では、実際の暮らしを通して分かったことをもとに、ちょうどいいいキッチン通路幅の目安や、後悔しないために確認しておきたいポイントをまとめました。
キッチン通路幅は何センチ? 一般的な目安
まずはよく言われる通路幅の目安を紹介します。
| 通路幅 | 使い心地の目安 |
|---|---|
| 約80cm | 1人作業なら可。やや窮屈 |
| 約90cm | 最低限の快適ライン |
| 約100cm | 2人作業もしやすい |
| 約110〜120cm | ゆとり重視・アイランド向き |
一般的に、「90cmあれば大丈夫ですよ」と言われることが多いようですが、実際の暮らしでは+αの余裕があるかどうかが重要です。
我が家が95cmのキッチン通路幅を選んだ理由
キッチン通路幅は、当初100cmも検討しました。ただ、リビングの広さとのバランスを考えると、数cmのためにリビングの広さを削るのは違うなと感じ、最終的に95cmに決定。
予算を考える中で、最終的な建坪をある程度決めていたので、 キッチン通路幅を広げる=リビングの広さを縮める でした。

我が家はできるだけリビングを広く! を優先しました♪
リビングを優先しつつも、料理好きの夫と週末に一緒にキッチンに立つことも、理想の家の条件のひとつだったので、2人がキッチンにいても不便なく作業ができる最小限の幅を目指しました。
95cmのキッチン通路幅 実際に使って感じたメリット
- 1人作業なら十分な広さ
- 冷蔵庫・食洗機の開閉がストレスにならない
- 通路が広すぎず、動線がコンパクト
- リビングの広さを確保できた
特に感じるのは、「無意識に動けるちょうどよさ」。狭さを意識することなく、日々の家事がこなせています。
1人作業なら十分な広さ
1人で料理などする時には、全く圧迫感も感じず、広々と動くことができます。時々、料理をするわたしの後ろを子どもたちが通っていきますが、不便は感じません。


冷蔵庫・食洗機の開閉がストレスにならない
95cmあると通路幅に余裕があるので、冷蔵庫や食洗機の扉も余裕をもって開閉することができます。食洗機はBOSCHを使っていますが、大きな扉もストレスなく、スムーズに開けられるのは嬉しいところです。


通路が広すぎず、動線がコンパクト
これが、キッチン通路幅を95cmにして良かったと日々感じる一番の理由。
とくに、食洗機から食器を棚に片付けていく時に便利です♪
食洗機で乾ききらなかった水分を、ふきんで拭き取りながら、どんどん片付けていくことができます。



この、スムーズな動線は、これより狭いと窮屈だし、これより広いと、効率が低下するかな、と思います。95cmの通路幅は、ベストの選択でした。
リビングの広さを確保できた
リビングを広くして、家族みんなが集まる場所にしたい、というのが家づくりのなかでかなり重要な部分でした。
リビングの広さをどうしても確保したかった我が家。リビングに面するキッチンのカウンターをどの位置に配置するかはかなり重要でした。
予算との兼ね合いもあり、できるだけリビングに面積を当てられるように、かつみんなで週末の料理をするのに不便を感じないキッチン通路幅を考えていく中でたどり着いたのが、95cm。

キッチン通路幅を広げると、このカウンターが
リビング側にきてしまうのでリビングが狭く…

納得できるリビングの広さを実現しました。
95cmのキッチン通路幅は狭い? 正直に感じたデメリット
- 家族と同時に立つと、少し気を使う
- 食洗機を全開にすると立ち位置が限られる
- 誰かが調理中は、冷蔵庫や食器棚のものを出しにくい
ただし、これらは「困る」というよりも「少し意識する」程度。日常的なストレスになるレベルではありませんでした。
家族と同時に立つと、少し気を使う
95cmにした通路幅。やはり、すれ違いがしにくいと感じることも…
家族みんなで、調理する時などには、ちょっと気を遣うことも。子どもたちも一緒にキッチンに立つ時には、危険なものもあったりするので注意が必要なことも…

みんなでキッチンにいると、ぶつかっちゃうこともある!
けど、お互い声をかけあって、楽しくお料理しています♪
これに関しては、左右どちらからでも出入りができるキッチンレイアウトにしたことで解決できている部分が多いです。キッチンのどちら側からも出ることができるのでキッチンでの渋滞も回避! おすすめレイアウトです。

食洗機を全開にすると立ち位置が限られる
我が家のキッチンはBOSCHの食洗機。大容量なのが魅力ですが、その分扉のサイズも大きい…
食洗機の扉を開けた状態で何か作業をする時は、このキッチン幅が狭く感じます。

ときどき、扉に足をぶつけてしまうことも…


誰かが調理中は、冷蔵庫や食器棚のものを出しにくい
調理している時は、通れるけど後ろの通路が限られているので、扉を開けて何かを取るのには不便。
冷蔵庫の前がコンロという配置なので、コンロを使って調理中の時には、不便に感じます。




キッチン通路を広くしすぎるデメリット
広ければ広いほど良い、というわけでもありません。
- リビングや収納が削られる
- 動線が間延びする
- 掃除範囲が増える
延床面積が限られている場合、キッチン通路に広さを使いすぎるのは注意が必要です。キッチン通路幅を広く取るために、他の空間が狭く、快適さを失ってしまうのはもったいない…
ある程度コンパクトな空間の方が家事の動線は効率的。広すぎるのは、動線が間延びすることに。
掃除に関しても、キッチンの床は他の場所よりも汚れやすく、掃除も頻繁に必要なことが多い場所。キッチン通路幅を広くすることで、掃除の手間も増えることに。
95cmのキッチン通路幅はこんな家庭に向いている
実体験から、95cmが合うのはこんなケースです。
- キッチンに立つのは基本1人が多く、効率的に家事をすすめたい
- 同時作業はたまにある程度
- 延床やLDKをできるだけ広く使いたい
家事動線を考えると、広過ぎないのがベストです。
平日は、1人でキッチンに立つことが多い我が家。食洗機と食器棚が近く、作業のしやすい95cm幅がベストだと感じています。
平日も、2人以上でキッチンに立つ機会が多く、みんなで効率よく料理をすすめたい場合、100〜110cm以上のキッチン幅を検討した方が安心かもしれません。
延床面積に限りがある場合や収納スペースを充実させたい、など、キッチン以外の場所にスペースを使う希望がある場合も、95cmのキッチン通路幅なら、キッチンのゆとりも確保しながら、他の部分にスペースを活用できます。
〜後悔しないために〜 実際の体感も確認しておこう
通路幅で後悔しないために、必ず意識したいのが家電や収納などの存在。
- 冷蔵庫の扉
- 食洗機の引き出し・扉
- ゴミ箱のフタ
- 収納の引き出しや扉
図面上の95cmと、実際に開けたときの95cmは別物。
こんなはずじゃ… というのを防ぐために、ショールームなどで、開閉した状態で実際にキッチンに立ってみることを強くおすすめします。
我が家も、ショールームに行って、実際の感覚を確認しました。

ショールームにはメジャーを持参! 気になるところはサイズを測ってみました
その時暮らしていた家の中で、床にマスキングテープで印をつけたりして、実際のサイズがどんな感じになるのか、シュミレーションしてみたりもしました。
キッチン通路幅で後悔しないためのチェックポイント
- キッチンを同時に何人で使う?
- 冷蔵庫・食洗機の位置
- 図面上だけでなく実寸で確認
同時にキッチンに立つ人数や、その人数でキッチンを使う機会がどのくらいあるか、何を優先するかもイメージしてプランを立てましょう。
冷蔵庫や食洗機の位置、それぞれの対面にくるものも確認しておくと、その組み合わせによって、棚や冷蔵庫の中身を取り出す時の不便さもイメージでき、対策を考えた間取りができてくるのではないでしょうか。
展示場やショールームでは、実際に立って歩いてみることが一番の判断材料になります。図面でみて理解していても、実際に見たり触れたりする時に感じる印象は異なるものです。
家づくりでは本当にそういった場面が多かった記憶があります。可能な限り、実際のものを見て検討していきましょう。

可能な限り、実物をみて体感 → 判断するのがいちばん♪
【結論】キッチン通路幅95cmは正解だった
キッチン通路幅を95cmにして、暮らし始めてから大きな不満はありません。
1人で使う分には十分な余裕があり、冷蔵庫や食洗機の開閉でも窮屈さを感じることはほとんどありません。
95cmは、広すぎて空間を持て余すこともなく、かといって狭さがストレスになることもない、バランスの取れた通路幅だと感じています。
リビングや収納との兼ね合いを考えると、このサイズにして良かったと思える場面が多いです。
もちろん、家族と同時にキッチンに立つときは少し配慮が必要ですが、日常的に困るほどではなく、「少し意識すれば問題ない」範囲に収まっています。
キッチン通路幅に絶対的な正解はありませんが、90cmでは不安、100cmは広すぎると感じる方にとって、95cmは現実的で後悔しにくい選択肢のひとつです。
間取り全体とのバランスを見ながら決めた95cmという数字は、毎日の使い心地を考えても、結果的に納得のいく選択だったと言えます。

この記事が、家づくりのお役に立てれば嬉しいです♪



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