移住に興味はあっても、子どもを連れての移住は不安。何を準備すればいいんだろう?移住先で子どもたちは楽しく過ごせるの? 躊躇する気持ちもたくさんあると思います。わたしもそうでした。でも思い切って移住して良かったな、と日々感じています。
- 家族で移住を考えている方
- 子連れでの移住に不安を感じている方
- 移住に向けて子どものためにできることを知りたい方
我が家は5年前、新1年生(6歳)と3歳の2人の子どもとともに、千葉外房エリアの田舎に移住しました。自分たちだけでなく、子どもたちのこともきちんと考えなければと不安やプレッシャーもいっぱいの中、移住にむけて準備をしました。

子どもたち、移住しても楽しくやっていけるかなぁ…

心配しなくて大丈夫!
田舎暮らし楽しんでるよ〜♪
この記事では、移住先を決めてから、実際に移住するまでの間に、子どもに関することで我が家がしたこと、しておけば良かったな…と思うことについて紹介します。
子連れ移住に向けて我が家がしたこと
子どもたちへの説明
子どもたちに移住のことをどうやって説明しようか、我が家も悩みました。どんな形でも、説明は必ず必要だと思います。家族の一員として、きちんと説明してあげましょう。子どもの年齢、性格などに合わせた説明をするのが良いと思います。我が家が移住を決めたのは、長女が年長、長男が3歳になる年でした。実際に移住したタイミングは長女が小学校に入学する4月。
移住先探しのお出かけを始めた頃、移住を考えていることを子どもたちにもそれとなく話し始めました。どうして移住をしたいのか、どんなところに移住したいのか、移住したらどんな生活になるのか、など子どもたちが分かるような言葉で説明したと思います。楽しくなるような前向きなイメージを伝えるようにしていたと思います。
就学前健診で…
秋頃に、入学予定の小学校で実施される就学前健診。当時の居住地の学区の小学校から案内がきました。この時には移住するエリアは決定していましたが、住む家を探している途中。住まいによって学区が変わるため、入学する小学校は決まっていない状態… でも、就学前健診を受けにいくこの小学校には入学しないことは決まっている… ここで受けた健診は無駄になっちゃうの? 移住した先でもまた受けるの? 色々と不明なことが多くてどうしたらいいのやら。健診の日に、相談することにしました。
移住を予定していること、まだ住む場所が決定していないため、入学する小学校が決まっていないことなどを伝えました。すると、今回受けた健診内容を、移住先の小学校の方に引き継ぎができることの説明がありました。入学する小学校が決定したら連絡をください、とのことでした。
健診を受けて数ヶ月後、無事に住む家、小学校が決まった際に、その旨を伝えました。再度、健診を受け直すなどということはなく、スムーズに引き継ぎをしていただきました。

移住先での習い事開始
子どものお友だち作りを先にしておこう!と移住を希望しているエリアでフラダンスの教室を見つけ、始めることにしました。この時住んでいた場所から、移住を希望するエリアまでは車で約1時間半ほど。フラダンスは金曜日の夜。午後、仕事を調整して、家族みんなで家を出発し、フラダンスの教室に参加。近くの宿に宿泊して、翌日、移住先のリサーチ&家探し、という生活を始めました。この生活は、移住までの約4ヶ月ほど続けました。毎週末の我が家のちょっとしたイベントになりました。

一度、車中泊(キャンピングカーとかではない普通の車)をしてみたけど、4人で車はきつかった…
この習い事作戦は本当にやって良かったと思います。当時の自宅から1時間半ほどで行ける距離だったのでなんとかできたと思います。少し無理をしてでも、これから移住を考えている方にはぜひおすすめしたい作戦です。お友だちができ、移住をとても楽しみにするようになりました。その時のお友だちと今でもとても仲良くしています。
習い事の参加の中で、ママさんたちとも交流がありました。物件探しの協力をしてくれたり、地元のリアルな情報を教えてくれたり…本当に親切にしてもらいました。習い事という自然な交流の中であったからこその、たわいない会話の中で得られた情報がたくさんあり、本当に助けてもらいました。
保育園見学
週末の習い事作戦の中で、保育園探しもしました。引越し先が決まり、通える範囲の中に2つほど保育園があったので、事前に保育園に連絡をとり、2つとも見学をさせてもらいました。それぞれの園の特徴(雰囲気、開園日や時間、年間行事など)を知ることができました。家族でリサーチを兼ねて出かけていたので、事情をお伝えし、家族4人での見学をさせてもらいました。保育園の雰囲気や子どもたちの様子など、納得して入園する保育園を決めることができました。
移住前のところでは、いくつかの保育園に希望を出しましたが、1歳での入園はできず、育児休暇を延長しました。その経験もあり、保育園に入れるのか心配していましたが、田舎では比較的定員に余裕があるとのことでした。
小学校見学
入学する小学校が決まったのは冬頃。移住先の小学校の就学前健診も終了しており、保護者向けの入学準備の説明ももちろん終了していました。

移住先の小学校では、新1年生が保育園からみんなで見学に行くという行事がありました。ある日、入学予定の小学校の教頭先生から、電話がかかってきました。小学校見学という行事があるという案内とともに、通常は子どもたちだけでの参加ですが、お母さんと一緒に来てみませんか?というありがたい提案をしていただきました。仕事の調整をして娘と一緒に参加させてもらいました。在校生たちが、小学校を案内してくれたり、一緒にレクリエーションをしたり… 校長先生もとても優しい方で、気にかけて声をかけてくれ、娘も楽しそうに参加していました。ここでも、お友だちができました。最後には、入学準備の説明や不安な点はないか、など話をできる場を作ってくれました。この日のおかげで、娘も移住&小学校入学をとても楽しみにすることができました。
子連れ移住に向けて足りなかったと思うこと
子育て支援制度のリサーチ
移住先をこれから決めるという方は、これもリサーチしておいてください。我が家は、ここに住みたい!という直感で移住先を決めてしまったので、移住先を決める時にはほとんどリサーチしませんでした。移住後、子どもの成長とともに、利用する制度も増え、自治体による違いを感じる場面があり、もう少しリサーチしておけば良かったかな、と思いました。
どの地域に住んでいても同様に受けられる制度の他に、自治体それぞれで実施しているものもあります。隣接する自治体間でも、予防接種や不妊治療の助成、給食費の補助など、さまざまな制度で違いがあります。
我が家は、事前にリサーチしていたとしても、移住先は変えていなかったと思いますが、いくつか候補があって迷っている方は子育て支援の手厚さが決め手になることもあるのではないでしょうか。移住候補の自治体のホームページや比較サイトなどを参考にしてみるといいと思います。
- 子ども医療費
- 任意予防接種の助成
- 不妊治療費助成
- 出産祝い金
- 給食費の助成
- ファミリーサポート
- 病児保育
- 乳幼児健診
お友達への移住の報告
これは、十分にできていなかったなぁ…と後悔していることです。いつ誰に報告するか、考えたりもしていたのですが、あまり早く伝えるのもなぁ、とか話さなくてもいいのかなぁ、とか迷っているうちにバタバタと引っ越し準備や手続きに追われる日々になってしまい、きちんとしたご挨拶ができないままとなってしまった方もいました。

ちゃんと挨拶したかった…
後悔しないために、移住の報告をする相手や時期を早めに決めておこう!
子連れ移住の5年後
移住前は、子どもたちが新しい環境に戸惑ったりしないか、これまで仲良くしていたお友だちがいないところで寂しい思いをしないだろうか、など不安に思うことも多くありました。でも、そんな心配は不要でした。子どもたちの順応性は、本当にすごい!親よりも先に地域に馴染んでいっていました。移住してすぐの時は、子どもたちが先に知り合いを作ってきて、そこからコミュニティが広がった、なんてこともたくさんありました。
移住前の家はマンションで、すぐ近くにショッピングモールもあって…という生活で、そこで当たり前のように過ごしていた子どもたちですが、今はすっかり田舎の子どもたちです。先日も、久しぶりの電車で東京に行った際には、人の多さに驚いてみたり…(笑)
子どもたちに聞いてみると、田舎暮らしが楽しいそうです。親である私たちが、楽しんでいるというのも大きいかな、と思います。

思い切って子連れ移住して良かった!

田舎、大好き〜♪
子連れで移住したいけど、ちょっと躊躇している方。一歩、踏み出してみませんか?
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