注文住宅のキッチン IHとガスコンロ、どっちを選ぶ? 〜メリット・デメリットと我が家の体験談〜

平屋の家づくり
この記事はこんな方におすすめです
  • これから注文住宅で家を建てる予定
  • IHとガスコンロどちらにするか迷っている
  • 実際に使ってみた感想を知りたい

毎日のお料理、大変ですよね。できるだけ快適においしいご飯を作りたい!そう思いますよね。IHとガスコンロ、どっちがいいの?コンロ選びに役立つ情報が欲しい!実際に使ってみての感想を聞いてみたい!そんな思いに応えます。

我が家は1年半程前に、注文住宅を建てました。もちろん、キッチンの仕様も自分たちで選びました。これまでガスコンロしか使ったことがなかったので、IHへの抵抗も少しありました。でも、いろいろ調べて、最終的にはIHを選びました。

yuka
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IHを選んで良かった!

IHとガスコンロのメリット・デメリット、我が家がIHを選んだ理由、IHの使いごこちを紹介します。

ガスコンロのメリット
  • 調理器具の選択がしやすい
  • 鍋振り料理ができる
  • 停電時でも料理ができる

調理器具の選択がしやすい

IHでは使えません、という表示はある調理器具は少なくありません。その点、ガスコンロで使えない、というものはないので、調理器具を選ぶときに選択肢も広がります。

鍋振り料理ができる

IHでは鍋やフライパンを離した状態では使えません。ガスコンロでは、フライパンをあおって料理するようなチャーハンなどには適しています。

停電時でも料理ができる

停電時でもガスが供給されていれば、料理することができるので、災害時にも対応できます。

ガスコンロのデメリット
  • 掃除がしにくい
  • やけどや火事のリスクが高い
  • 夏場の暑さ

掃除がしにくい

最近では、掃除がしやすいガスコンロも出てきているようですが、凹凸のあるガスコンロでは掃除を面倒に感じることも多いようです。IHのようにサッと拭くだけではキレイにならず、五徳を外して掃除する必要があります。

やけどや火事のリスクがある

最近のガスコンロではSiセンサーで火が消える機能が備わっているものが多くなっていますが、直接火を扱うため、やけどや火事のリスクが高まります。

夏場の暑さ

火を使うことで、キッチンの温度が上がりやすくなります。冬場にはメリットにもなりますが、夏場は不快に感じるかもしれません。

IHのメリット
  • 掃除がしやすい
  • やけどや火事のリスクが低い
  • 熱効率が良い
  • 火力の調整や確認がしやすい
  • 調理中でなければ、作業台としても使える

掃除がしやすい

フラットなガラス面になっているため、汚れたらすぐに拭き取れるのがIHの大きな魅力です。五徳や隙間がないため、油汚れや焦げ付きが溜まりにくく、掃除が格段に楽になります。

やけどや火事のリスクが低い

火を使わずに鍋だけを発熱させるため、火事になる危険性は低いです。コンロから鍋をはずすと加熱がストップする設計なので、消し忘れの心配がありません。

また、火を使わないのでやけどのリスクは低くなります。ただし、調理後のトッププレートは熱くなっているので注意が必要です。センサー表示が点滅するなど安全機能がついているものが多いです。

熱効率が良い

熱効率が良いため、鍋やフライパンに効率よく熱が伝わり、調理時間の短縮にもつながります。

火力の調整や確認がしやすい

IHコンロの火力は、液晶画面などに表示されるので、火力の確認や調節が簡単にできます。

調理中でなければ、作業台としても使える

トッププレートが熱くなっていない時は、下ごしらえした食材を一時的に置いておいたり… 作業台としても使うことができます。

IHのデメリット
  • 停電時に使えない
  • 調理器具の制限がある
  • 強い火力が必要な料理や鍋振り料理には不向き

停電時に使えない

IHは電気を使用するため、停電時には使用できません。災害時のことを考えると不便に感じることもあります。

調理器具の制限がある

IHのコンロは、IH対応の鍋やフライパンしか使えないため、今まで使っていた調理器具がそのまま使えないことがあります。ガスコンロからIHへ変更する場合、調理器具の買い替えが必要になることもあります。

強い火力が必要な料理や鍋振り料理には不向き

強い火力が必要な中華料理や、炙り料理などには向いていません。火を直接使うことで香ばしさを出すような調理方法は難しく、ガスコンロに比べると表現できる味に差が出ることもあります。

ガスコンロとIHのメリット・デメリットを整理し、自分たちの生活をイメージしてみました。掃除のことなどを考えるとメリットの方が大きいのではないか、そんなに鍋を振って調理するかなぁ、IHを使ってみないと分からないよね、と我が家はいろいろ考えた結果、IHにしてみよう!となりました。

yuka
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IH使ったことないし、大丈夫かなぁ…

我が家がIHを選んだ際の判断基準はこんな感じです。

IHを選んだわけ
  • 掃除のしやすさ
  • ガス代と電気代との比較
  • デザインがシンプル

掃除のしやすさ

これがIHを選んだ一番の理由です。どうしても、楽に掃除をしたかった私には、IHがとても魅力的でした。汚れたらフラットな面をただ拭けばいい、こんなに楽なことってない!

毎回の調理の後は、さっと拭いて終了!1日1回はウタマロクリーナーで拭いてキレイをキープしています。

ガス代と電気代の比較

我が家が住むエリアは都市ガスではなく、プロパンガスです。5年前、移住して賃貸で生活していましたが、移住前後で比較してギャップを感じたのはガス代です。プロパンガスは高い… そのこともあり、オール電化にしたいな、という気持ちもありました。しっかり費用の比較をしたわけではないので偉そうなことは言えませんが、プロパンガスのエリアではプロパンガスよりもIHの方が月々の光熱費のコストを抑えれるのではないでしょうか。

デザインがシンプル

好みが分かれるところだとは思いますが、フラットなガラスプレートでスッキリとした印象なのがIHです。ショールームでIHとガスコンロ、どちらも実物を見ました。ガスコンロも素敵なデザインのものもありましたが、全体的にIHの方がシンプルな印象で、我が家の好みに合いました。

IHのデメリットへの対策
  • カセットコンロの準備
  • 調理器具の厳選

カセットコンロの準備

停電時に使えないIH。長期に停電となると本当に困ります。そんな場合に対応できるのは、カセットコンロ。我が家も災害対策としてカセットコンロとガスボンベを準備しています。実際に停電した時は、カセットコンロを使って、うどんを茹でてみんなで食べました。暗闇の中、家族で食べるうどん。いい思い出になりました♪

調理器具の厳選

以前から、IHにも興味があり、IH・ガスどちらも対応している調理器具をなるべく選ぶようにしていたので、使えなくなってしまったものはそれ程多くはありませんでした。

でも、我が家のお気に入りのホットサンドメーカーは使えなかった。IH自体は反応しているのに、いくら待ってもホットサンドはできません… IHは鍋が直接プレートに触れていないと、使えません。我が家のホットサンドメーカーは、底面が平面になっていないため、うまく熱伝導ができなかったようです。 これは残念。BBQの時に直火でホットサンドを作ろう!と保管中です。

yuka
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IHにして良かった!

IHを使った感想
  • 掃除が楽
  • 料理はちゃんとおいしくできる

掃除が楽

これまで、ガスコンロしか使ったことがなかった我が家。こんなに掃除が楽でいいの?と驚きでした。ガスコンロの五徳の掃除が本当に苦手だった私。頻繁に掃除する気になれないし、お掃除しても汚れがこびりついていてなかなかスッキリときれいにはならない。ちゃんとこまめに掃除すればいい話ですが… その点、IHは掃除のハードルが低い!使った後、すぐに拭いてしまえばきれいになるし、段差や溝もないから拭きやすい。我が家は黒のIHを選んだので、汚れも目立ちにくいですが、時々、ついてしまうこげのような汚れもそれほど手間がかからず落とせます。

掃除が楽とはいえ、焦げ付きなどを放置してしまえば、落ちなくなってしまいます。こまめに掃除してキレイを保つことが大切です。掃除のハードルが低いIHなので、こまめに掃除もズボラな私でもなんとか継続できています。まだ1年半ほどではありますが、今のところ落ちない汚れがついてしまった、ということはなく、キレイな状態をキープできています。

料理はちゃんとおいしくできる

IHを使うまでは、料理には火の方が断然いい!という思い込みがありました。確かに、チャーハンなどを作るときにはフライパンをあおって料理したいな、と思うことはあります。でも、火力の調整はガスコンロの時よりもしやすく、料理にとことんこだわる!というわけもなく、普通に料理できればOKという私にはIHが程よく感じます。ガスコンロのからIHに変わったことで、料理の出来上がりに影響した、ということは私の料理のレパートリーでは特にありません。家族からも特に、指摘を受けたりすることはありません。

今回のコンロの話だけではなく、家づくりをしていく中で共通して言えることは、自分たちがどんな生活をしたいか、何を優先したいかをイメージすることが大切ということ。我が家は、『普通に料理ができるなら掃除が楽で、キレイな状態をキープできること』が優先度の高いことでした。

IHとガスコンロ、どちらもメリット・デメリットがあります。それらが、自分たちの理想とする生活にどう影響するかをイメージしてみましょう。自然とどちらがいいか、みえてくるかもしれません。

掃除のしやすさを優先するのか、少し掃除をがんばって直火じゃないとできない料理を優先したいのか、など理想とする生活をイメージしてみてください。

ガス火じゃないとできない、料理にはかなりのこだわりがある、という方でなければ、料理も普通に美味しくできるので、個人的にはIHがおすすめです。 

ぜひ、お気に入りのキッチンでおいしい料理をつくって、楽しい時間を過ごしましょう!

yuka
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我が家の体験談がお役にたてると嬉しいです♪

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